家庭用GAME機

 

家庭で遊ぶGAME機の事を「家庭用GAME機」という。

現在(2024年)まで第9世代までが発売されたが、現在最も人気があるGAME機は、

任天堂Switch!

世界での売り上げは1億4000万台!

 

 【第2世代から~】

日本の家庭GAME機の始まりは、1981年までさかのぼれる。

当時エポック社という会社が出したゲーム機を皮切りに、その後他の会社も次々と参入し、

初めて家庭用ゲーム機の市場ができる。(第2世代)

だが現在(第9世代)まで続くゲーム機が最初に産声をあげたのが、1983年任天堂から出た

「ファミリーコンピューター」である。この第3世代から日本の家庭用ゲーム機が始まったという人も

いるほど、当時世界売上台数が6191万台と驚異的な数値を叩き出した。

当時の同業他社では「Atari 2800」が世界売上台数3000万台、セガ「セガ・マークⅢ」が780万台といかに

任天堂のゲーム機が売れたかがわかる。

 

第4世代になり、任天堂はスーパーファミコンを1990年に発表した。

ファミリコンピューターほど売れなかったが、対応ソフト数を増やし、

家庭用ゲーム機市場ではトップを維持している。

それに当時対抗した同業他社は、セガだ。

セガは現在家庭用ゲーム機、アーケードゲーム機から撤退したが、ゲーム会社として現在も存続している。

セガ「メガドライブ」は世界3075万台と海外で高い評価を得ている企業だ。

セガが出したゲーム機の中で、世界で最も売れたゲーム機が「メガドライブ」である。

そして世界での売り上げは1000万台と任天堂・セガに及ばないものの、国内の対応ソフト数では2番目に

つくほど存在感があったNEC&ハドソン社がいた。(「PCエンジン」)

 

この任天堂がトップの座を維持する状態が大きく変化したのが、1994年から始まる第5世代である。

音楽業界でトップの座を得ていたソニー社がGAME事業に参入し、「プレイステーション」が

なんと世界で1億台売れるというそれまでの家庭用ゲーム機の記録を大きく塗り替える快挙を達成したのだ。

この状況は瞬く間に任天堂をトップの座から転落させ、国内のソフトの数も大きく減少させた。

第5世代で大きく成長したのは、プレイステーションが参入したことによる世界の売上台数だけでなく、

日本国内でのソフト数が2倍以上に伸びている点にある。

これはソニーが当時、ソフトを開発しやすい環境を提供したことが、小さなソフト会社が続々と参入する機会を促し、ヒット作品が多く出た要因となっている。

この当時のソフト数の記録は、2024年現在でも破られていない記録である。

 

第6世代には、またもソニーが快挙を達成する。

2000年に発売されたプレイステーション2が、世界売上台数を1億5000万台にまで伸ばし、

記録をまた塗り替えた。

そしてセガが家庭用ゲーム機から撤退し、国内ではソニーと任天堂のみとなる現在まで続く状況に至る。

 

第6世代から海外のゲーム機が国内市場に参入するようになる。

Microsoft社の「Xbox」である。Xboxは日本国内の売上台数は多くないが、世界では2400万台と

当時の任天堂よりも多く売れている。

意外かもしれないが、日本国内のソフト数も任天堂より多く出している。(ほとんどは海外作品)

但しXboxの評価は日本国内では良くない。日本人にとって扱いにくいGAME機だからだ。

そのためXboxは、日本国内のソフト数は多いものの、現在でもGAME機は売れず、

任天堂とソニーという2つの企業の争いとなっている。

 

第7世代からインターネットが導入されるようになる。

無線技術の発達により、GAMEの体験版がダウンロードできるという試みが始まる。

この第7世代では任天堂のwii (2006年発売)がトップに返り咲き、世界で1億台以上を売り上げている。

 

第8世代では動画が導入されるようになる。

タブレット端末やスマートフォンが一般に普及するようになり、動画をシェアするという試みが始まる。

この第8世代では、ソニーのプレイステーション4(2014年)が再びトップの座を取り戻し、

やはり世界で1億台以上を売り上げている。