ハワイの伝説


ハワイの伝説(神話)にはこんな伝説がある。

 

「世界には初め水だけしかなかった。天から大きな鳥が舞い降りてきて、海の中に卵を産み落とした。卵からハワイが生まれた。」

オブライエンの「南海の神秘なる島々」の中にはこういった事が書かれている。

「ポリネシアの多くの島々にかつて世界的な大洪水があって、かろうじて逃れることができた。」

ポリネシアの先住民たちは、天地創造と人類誕生については非常に動かしがたい1つの考えを持っている。その伝説を紹介しよう。

「初め地球は全て水に覆われていた。」(サモア諸島)

「ターロアは、赤い土のアラエアで男を作り、鼻孔から息を吹き込んだ。

次に男の骨から女を作り、イビと名付けた」(ハワイ)

この伝説を聞いて聖書のアダムとイブを思い出すだろう。

「最初の人間のむすこは、その兄弟を殺した」(トンガ)

ニュージーランドのマオリ族の伝説にもこれと同じものがある。

カインがアベルを殺した話と酷似している。

 

「祖先は大きな塔を建て、月の中に人が住んでいるかどうか覗いてみようとした。」

(フィジー諸島)

その塔の遺跡なるものは現存している。これは聖書のバベルの塔を思わせる話だ。

「ターロアはタヒチ島の父である。その妻ヒナは、地球であり、2人の間にできた子オロは、世界の支配者だった。オロの兄弟タネはハリネの神である。」