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フィンランドの口承・伝説「ボック・サーガ」

フィンランドの口承・伝説「ボック・サーガ」

 

・人類の起源と文明の発祥をめぐる人類学・考古学・歴史学(学問)

・有史以前の太古から連綿と続くというフィンランド国内最古の家門を誇るボックストローム家が

 代々ひそかに継承してきた神話的な人類史

・「ボック・サーガ」が語る人類の歴史は大きく分けて4つの時代に分けられる

 

楽園時代  氷河時代(アトランティス時代)  後アトランティス時代  新時代(現代)

 

(☆彡現在は西暦2024年。新時代(現代)に生きていることになる。)

 

『ボック・サーガによる内容』

ある時点で猿とヤギが遺伝学的に結合され、

最初の人間、フレイとフレイヤが創造される。

ヤギはボックストローム一族のシンボルである。

またフレイとフレイヤは北欧神話に出てくる男女の神の名前だ。

 

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ヴァルキリープロファイル「フレイ」 ☆彡GAMEでは女性
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ヴァルキリープロファイル「フレイア」

「ボック・サーガ」によると人間も自然も文化も”円”や”環(リング)”が原点で、万物がそこから

始まって進歩・発展する。

だから最初の人間の創造も、北極点をリング状に取り巻く直径250kmの土地(リングランド)で行われた。

当時の北極点は陸地の真ん中にあり、逆に南極点は、海洋の真ん中にあったという。

また当時の世界は、地軸が太陽に対して垂直だったので、一年中、日の沈むところがなく、太陽は地平線に

黄金のリングを描きながら移動した。

 

気候は常に温和で、全地球が熱帯に近く、生命に満ち溢れ、人間は自然法則や自然の力とよく調和して、

ゆうに1000歳以上の長寿と健康に恵まれ、肉体と精神をともに尊ぶ、開放的で争いのない平和な人生を

享受しながら、有史以前のユートピア文明を築いた。

 

ボック・サーガではこの時代を楽園時代という。

ボック・サーガによれば、この北極の楽園は、現在のフィンランド語でオーデンマ、またはウーデンマ

(オーデンの楽園)と呼ばれ、さらにオーデンの原意(もとの意味)は”0の土地”で、そのまま

リングランドを意味している。

オーデンはもちろん北欧神話で最高神とされるオーディンに相当する。

さらにオーデンの”デン”がのちにスウェーデンデンマークの”デン”になるという。

 

またサーガでは、「太陽はリング、太陽はオーデン。オーデンの光がこの星の全ての緑を創造した。」

旧約聖書の「創世記」の有名な”エデンの園”はこの”オーデンの楽園”から来ているという。