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オーロラ

はじめに

 

あなたは星を見るのが好きですか?

星はいつも頭の上にあるけれど、大人になると星を見ない人も多いといいます。

 

夜空を見上げると、そこには果てしなく広がる宇宙が見えます。

宇宙には数えきれないほどの星がある。そして数えきれないほどの謎もある。

 

 

私は小さい頃から星が大好きで、太陽が沈んで空が赤く染まるころ、一番星探しをするのが好きでした。

その頃はみなさんと同じくらい、いいえ、それ以上に宇宙について知らなかったと思います。

でも不思議に思う事は、いっぱいありました。

 

なんでお月様はいつも違うところにいるんだろう?

なんで流れ星は、忘れたころに飛ぶんだろう?

なんで土星は、ずっと環を持っているんだろう?

 

大人になると小さい頃に思っていた不思議が、少しずつ不思議でなくなるんだそうです。

それよりも”忙しい事がいっぱい!”出てくるんだそうです。

でも私はやっぱり不思議な事は不思議だと思って、ずっと星や宇宙の勉強をしてきました。

 

勉強し続けると、いろいろびっくりすることがわかって、こう考えるようになったのです。

宇宙にある星の中で、地球ほどすごい星はないってこと。

花が咲いたり、鳥が飛んだり、風が吹いたり、みんなが笑ったりする。

そんな当たり前のことがどれだけ素晴らしい事かってこと。

 

宇宙にはわからないことがいっぱいあります。

あなたもこの本を読んでたくさんの不思議を発見してください。

そしていつか大人になっても、夜空に星を見る人でいてほしいと思います。

 

コスモプラネタリウム 渋谷 解説員 永田 美絵 (「星と宇宙のふしぎ109」 2010年 偕成社)


(感想)大人になると不思議なことも不思議でなくなり、当たり前だと思うようになる。

    小さい頃に、その人が不思議だと思ったり、取り組んでいたことが、いつの間にか大人になると忘れてしまう。

    私の場合は、大人になってから、こういった不思議なことに興味を持ち始めたため、比較的遅いほうだろう。

    さらに不思議な経験・体験をたくさんしたため、自然と不思議を発見しようという気持ちが芽生えた。

    こういった気持ちは忘れないようにしたいものだ。