Mystery
人間は夢を見る
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ウルトラマンに変身して戦う?

Dream 夢

 

「夢を見る」 ↑ 人は誰もが夢を見る。 右上の写真は、怪獣と戦う夢

〇人は誰でも毎日2時間夢を見るが、ほとんどの人は、起きるとその夢を忘れてしまう!

〇現在も夢の事はよくわかっていない(科学的)

〇そのため、夢で見たことは、その人の想像や考えになってしまう

〇子供は夢で見たことを現実と混同してしまう→海へ行っていないのに夢で見たために行ったと勘違いする!

〇夢は自分の心や欲望を映し出すといわれているが、実際にはそれだけでは説明できない奇妙な夢も見る

〇夢では時間も距離も科学の法則も通じない。例えば高いところから落ちる夢を見るなど

〇夢の中では前に死んだ人や動物と会うことがある?!

〇人間は昼間活動している。だが夜は必ず寝る。寝るときに、昼間活動した見たり、聞いたり、感じたりしたことを全て夢の中に収めるという活動を脳がする。

〇夢の中は、昼間活動していた自分の続きなので、夢の中で何が起こっても不思議ではない。

〇夢の中では自分の過去が全て溶けあい、混ざる感じになる。

〇実際に、自分の過去だけではなく、これからの事、未来の事まで溶け込んでいて、混ざっているケースがある。

ある小学生の例:知らない道を歩き、たんぼがあってそこにたくさんのオタマジャクシが歩いていた。

        「素敵!今度自転車に乗ってオタマジャクシを取りにこよう!」そこで夢が覚めた。

        夢から覚めると、そんなたんぼは見たことがなかった。

        景色まではっきり覚えている。だが周りの人には聞けなかった。

        ところが翌年、新しく友達になった子と「オタマジャクシの秘密の基地、教えてあげるよ」

        と誘われ、行ってみると夢で見たあのたんぼがあった。

→ 夢で見たことがほとんど起こるわけではなく、数少ないケースとして実際にある。

 

聖徳太子の例:不思議な事・特別な出来事が起こる前には「夢のお告げ」があると昔は信じられていた。

       昔の王様は、悪い病気が流行したり、誰を次の王にするかを迷ったときに、

       特別な場所にこもって夢を見た。

       奈良の法隆寺に夢殿というお堂がある。このお堂は聖徳太子が夢を見るための

       特別な場所だった。

       夢殿にこもった聖徳太子の夢に、金色の仏様が現れ、聖徳太子にありがたい

       お経の意味を教えたという言い伝えがある。

 

〇人間だけではなく、犬・猫・チンパンジー、ヤギ、うさぎ、羊、ハツカネズミも夢を見る(哺乳類)

〇ワニ・カエル・ヘビは夢を見ない

〇中国の学者に荘子という人物がいる。

荘子は夢の中で「蝶になってひらひら心ゆくまで飛び回っていた。」ふと目が覚めると私は荘子という

名の人間だった。わたしはわけがわからなくなった。なぜ蝶になった夢を見ていたのだろうか?

それとも蝶が人間の荘子になった夢を見ていたのか。

人間が蝶になり、蝶が人間になったり、ありとあらゆる生き物はみなどこかで溶け合い、混じり合っている。

荘子はこの事を伝えようとしているのではないか。

Mystery
人間の夢について

(参考文献) 夢ってなんだろう 村瀬学(文章)杉浦範茂(絵)= 絵本 1986年 福音館書店